2021-11-06

ネルネルテルネの名前の由来

みなさん初めまして。

ネルネルテルネの職人と姉担当、フジコです。

今日はブランド名「ネルネルテルネ」の生まれの話をします。

名前の印象

みなさん私の名前、「フジコ」はどう思います?
フジコって聞くとやっぱり峰の方の不二子を思い浮かべる方多いですね。
裏切りは女のアクセサリーなのよ!みたいなやつ。
私自身ルパンシリーズ大好きで、1960年代とかに放送してたアニメシリーズもNetflixで見たし、最新のイタシリーズもバチバチに見ています!


↑うちのルパンちゃんと次元くん

いかんこのままではこの記事はルパン三世の話になってしまう。

そうではなくて、
お気づきの方もいらっしゃると思いますが「フジコ」は本名ではありません。
学生時代に名字をもじってつけられたあだ名です。
便利だし呼びやすい&読みやすいのでめちゃくちゃ使ってます。
中学の時につけてくれたサカモト先輩ありがとう。

自分で言うのもなんやけど、
この「フジコ」のおかげで峰不二子に寄せた第一印象を受けられがちやなと思います。
別にセクシーがどうとか、物盗みそうとか、そういうことではないですよ。
「私の名前はキャンディーポムポムです!」とか、
「富士川権左衛門って呼んで下さい」とか言われるのとは違うでしょ?っていうレベルの話です。
実際に仲良くしていくとイメージ変わってくるのはよくあるし、当たり前やけど。
それでも第一印象って大事だと思うから、日本人の多くが知っている「峰不二子」というアイコニックな存在に引っ張られるのは窮屈に感じていないので今でも多用しています。フジコです。

名前つけるって難しいですよね~。
私あんまりネーミングセンスが達者じゃなくて…。
中二病みたいなん提案してしまいがちというか…また別で話しますがとにかく漫画の読みすぎが原因だとは思います…。

うちのブランド名ネルネルテルネ も私が命名したわけではありません。
じゃあ誰がどうやって・・・?それは後でお話ししますね。

オヌシナニモノ?

これ見て下さい。
※先に言うときますが、下記で紹介するチーム名やその他ブランド名などあらゆる名前と名付けのセンスをディスるわけではありません。ご承知おきください。

前にnoteに書いた私の記事の一部スクショです。
ピンクのラインを引いたとこ見て!
読めたやつ何個ありました?
頑張って最後の「ペコラ アレグラ」ぐらいちゃうかなと思います。

ちなみに答えは順番に
マッドキューブ、ナルエー、エラー、ペコラアレグラ です。

それぞれに熱い想いが込められていて、そのバックヤードを聞いたりロゴを見ると「おぉなるほどねぇ」となります。
私がお世話になってきたファッションショーチームの各々のリーダーが名付けた愛しい看板であることに間違いはありません。

この当時はファッションショーチームを構成する人間も、ショーを見に来るお客さんもほとんどが学生でした。
服飾専門学校生や、大学・高校で服飾を習っているもしくはサークル活動で嗜んでいる人、またフリーランスでブランドを立ち上げようとしている若人、とか
とにかく服が好きな若い人間ばかりでした。
我大阪人なのですが、堀江とか中崎町とかアメ村とか、そういうところがホームで、エキセントリックでアヴァンギャルドでエモーショナルな尖り倒したファッションを好んでいました。
(この2年後ぐらいにはパステルカラーのカーディガン・ひざ丈スカート・パンストなオフィスカジュアルに身を包んで働いていたので人間なんにでも馴染めるんだぜ)

しかもそのファッションショーというのは、まれに顕彰がかかったコンテストもあるけど、その多くはクラブを借りてとか、たまに路上でゲリラとか(お巡りさんの許可は取ってたよ)若人ならではのあり余るエネルギーを表現する場としてのお披露目会という意味合いが多かったです。
その後ブランドとして活躍するというのはほんの一部でした。

だからファッションショーチームの名前が多少読みづらくても「カッコイイ」で「個性的」な風味が伝わればそれでオッケーやったんです。

でも今、私が展開していきたいのは
・多くの人に認知してもらえるブランド
・アイコンとなれるブランド
なのです。(ごっついこと言うたで)

それが目標だということなのです。

ネルネルテルネの名付け親

ネルネルテルネの名付け親だとォ~?お前ちゃうんかい!
って聞こえてきました。

違います。

ネルネルテルネ
ってのは、10年くらい前に大阪で開催したグループ展の時に発足したんです。

これは私のブースで、写真展示がメインでした。

先述した学生ファッションショーでは当日の舞台上で作った服を発表したらそれで終わりなことが多かったんです。
もちろん舞台はナマモノで、ヘアメイクやスタイリング、当日のモデルの調子、照明や音楽が合わさっての舞台だったのでそれは素晴らしくエモーショナルでした。が、
せっかく時間やお金や手間をかけて作った作品がこの一回で”めでたしめでたし”と終わるのは正直さみしいというか勿体ないなぁという気持ちが芽生えてきて。
その思いがケンさんという同い年のショーチームメンバーと共感しあい、新しい発表の場を目指して作ったのがネルネルテルネだったのです。

↑当時、ケンさんが描いてくれた私の似顔絵。ブスすぎるやろ!なんで七三やねん!しばくぞ。

活動の軸は主に2つで、
・ショースナップを撮りに行って、ネットを使って発信する
・自分たちでも作品を作ってファッションショー以外の形で発表する
でした。
普段のファッションショーで抱えるメンバーって、クリエイター・モデル・ヘアメイク・映像音響製作者ぐらいです。
割とそれぞれの役割だけを全うするパターンが多かったかも。
ウチは上記の役に加えて、ウェブページを作れる人間を引っ張ってきて、カメラの勉強してる子も入れて、30人ぐらいのチームだったかな。
自分らで消しゴムハンコで名刺やフライヤーを作って(可愛いな)、役割の垣根を取っ払って全員で足を使って(当時はインスタとかまだなかった)フライヤー置いてくれるお店を見つけて、とか
まさに一回のショーの為だけじゃない活動をしていました。

・・・しっかりしてるな!(笑)

もうあのウェブページどうなったかわからん。勿体ないと思います。
あの時みんなで変わりばんこに更新してたブログもあったかな?
懐かしいな。あれ、あのまま…いやタラレバはまた今度。

まあそんな新進気鋭のチームをケンさんとフジコを中心に起こして、iPhoneが馴染み始めたぐらいの時代にそれこそYouTubeも使ってネットで発信をし始めたのです。
当時は賛否両論をいただきまくった記憶があります。懐かしいな…口内炎だらけになったわ…。ウフフ

そんな活動をするわけですから、その看板となる名前はめっちゃくちゃ重要でした。

相方のケンさんは私にはないセンスをいーっぱい持っていて、理詰めが好きな私とは逆の不思議な雰囲気というか、考えを絵にするのが得意な人でした。
そんな彼が名前を決めるときにまず提案したのが

存在しない名前にしたい

ということでした。
オリジナルネーム…造語、「ハーゲンダッツ」みたいな?
ハーゲンダッツって造語やと知ったときは衝撃でしたね。ドイツ語とかかと思ってたわ。

、そこから
・ネット検索しやすいこと
・略しやすいこと
・覚えやすいこと
・アルファベットで書いたらオシャレに見えること とか、
確かそんな条件を出して
あとは「おいしそう」「楽しそう」「みんなで手を繋いでる感じ」みたいなイメージをメンバーで出し合って
いーっぱいいっぱい案を出しまくって、これやな!って最終的になったのが「ネルネルテルネ」だったのです。

最近になって紹介すると「ねるねるねるねやん!」と言われることもしばしば。
まあそうか、とも思うしツメの甘さがでてるけど、当時の私たちはそんなこと1ミリも考えてなかったというか、今考えると驚くほど堂々とオリジナルネームを生み出したぞー!という喜びと勢いに溢れてたのを覚えています。
後付けやけど、ねるねるねるねのおかげで舌馴染みが良いところはあるよね。知らんけど。

今年の目標は「ネルネルテルネ」で検索してminne見に来る人が増えることなんです。
ネルテネ」って略すと可愛いよん♪
みんな覚えてな!!!よろしくな!!!また聞いてくれよな!

あとちょっとだけ個人的なアレ

まあそんなこんなでよろしくお願いします。(なんか急に終わった感)

めちゃくちゃ個人的な想いなんですが、
10年前活動していたネルネルテルネはそれぞれの進路や就職をきっかけに少しずつ解けていってしまいました。
今は跡形もありませんと言っても過言ではないくらいバラバラになってしまった。
30人近くいたメンバーも、今でも連絡取り合ってるのは正直2人ぐらい。
ケンさんとも嘘みたいに疎遠になってしまって、今どこで何をしてるのかもわかりません。

そんなあのときの熱いメンバーに、私から連絡するんじゃなくて、
SNSとか、口コミとか、それこそでっかいメディアとか・・・!
そんなところからネルテネはまだ生きてるよ~フジコさんがいるよ~ってのが届いたら、ええな。って
思ってます!!!

ネルネルテルネ飛躍します、応援してください。

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