こんにちは!ネルネルテルネのフジコです。
私は割と幼い頃から「虫の知らせ」的なやつを敏感にキャッチするタイプの人間です。
とは言っても決して悪いことだけではなくて、なんというか、強めの言葉を使うと「第六感」ってやつが働きやすいのかもしれません。霊感とかは全然ない。
ついこの間も「オオーッ!」という体験をしました。
妹の親友でそれはそれは朗らかで親切なとても良い子がいて
妹の結婚式でも感動的なスピーチをしてくれ、ウェディングフォトのロケにも来てくれたし、
私もとっても大好きなMちゃん。
先週、全く別件で会食のできるお店を探していたのですが、なにせ大コロナ時代をやり過ごしてきた世間とフジコ。
かねてより美味しいものが好きで、それなりに「好きな店」「行きつけの店」があったけどこの2年間殆ど外食をしていなかったし‥
「あのマスターは元気なのかな」「ママとお店は綺麗なままだろうか」「お店は変わっていないかな」と不安に思っていました。
SNSを見ると営業しているようだけど、大切な食事会になるのであればやはり一目自分で最新を知っておきたいし‥!とかね。
コロナを越えてきた人間あるあるかもしれないですね。
そんで、
知り合いの中でも精鋭の「美味しい店知ってそうな人」たちに連絡してたのです。
その中にもMちゃんがいて
まあ実は一緒にご飯を食べたことは無いのですが、ここが不思議なところで私の第六感的なアレがアレして「は~~Mちゃんにも聞いてみよか」となったのです。
~~ 店は無事決まり、数日後 ~~
妹にMちゃんから連絡がきたとの知らせが。
その内容というのが、
”先日亡くなった祖父の形見を入れるのにちょうどよい箱を探している。サイズ以上に思い入れのある伝統的な模様があって、それを残したいと叔母が強く願っており、落ち込んでいる叔母に自分が何かしてあげたい。ネルネルテルネさんに刺繍を施してもらえないかな‥と思ったけど急な話で前例もないだろうし、忙しいところ悪いかな…と思っていた。そんな時にフジコさんから偶然連絡が来て、「これはそういうことか」とお願いさせてもらうことにした。”
とのこと…!
”あのタイミングでLINEいただけて本当に嬉しかったと神様仏様フジコ様にお伝えください”
とも言ってくれていました。恐れ多いけど私も嬉しかった。
あの時の「は~~なんかMちゃんにも聞いてみよか」はこれの伏線だったんかな、、と思うと不思議な縁を感じて!!!!
なんか、
おじい様は北陸の方らしく。
その地方ではお祝い事の時に綺麗で豪華に装飾したかまぼこを贈る文化があるそうです。
Mちゃんのおじいちゃまも昔かまぼこ職人で、資料をを見せてもらいましたが、めちゃくちゃ立体的で我々のかまぼこの概念を覆すようなおどろきのかまぼこがそこにありました。
そんなおじい様が作られたお祝いかまぼこの鶴を刺繍にしてほしい、という依頼でした。
そんなんめちゃくちゃやらせてください~~~~!!!!!!やん!
ネルネルテルネがコンセプトとして掲げている「人生の大切な瞬間を切り取ってカタチにしませんか」そのものやんけ~~~!!ってなりました。なんかもう感動。
無事打ち合わせの段階に入り、どうやらA4サイズくらいの大作になる予感。
刺繍した生地で箱にカルトナージュする予定です。
叔母さんはその箱に大切なものを入れて、ずっとずっと持って、自分の棺桶に入れてほしいという思いもあるそうです。
今年の最初にも私は「自分の棺桶に入れてほしい」との願いで親戚のおばあちゃまに浴衣を仕立てています。
これを作ったときにね、出来上がった浴衣をみたら「棺桶にと言わず、これを着て元気に盆踊りするマチコさんが見える‥!」ってなったのです。
浴衣を贈ると、とっても嬉しかったみたいで「これ着て花火大会でも見てみたいもんだ」と元気な声で電話がかかってきたのを覚えています。
フジコの第六感は敏感ですからね‥!
マチコさんもMちゃんの叔母さんも、棺桶に入れるまでの間にきっときっと沢山の思い出を乗せることになるんだろうな、と見ています。
———-✂ キ リ ト リ ————————–
オ マ ケ
てか今日はもともとこの話をする予定じゃなかったんです~!
メットガラは今年も面白かったな~!って話をするつもりだったので、
感銘を受けて思わず刺繍しちゃった、ジジ・ハディッドの大ヴェルサーチ刺繍を見てやってください。
ルシアン コスモの100ネエサンという素材を使いました
ジジの引用元はこちら。
Met Gala(@themetgalaofficial) • Instagram写真と動画
私の愛する刺繍糸メーカー、ルシアンコスモの素材「100ネエサン」のインスタはこちら。
100ネエサン(@100neesan) • Instagram写真と動画
ちなみに今はJRAカレンダーの横に飾られてもらっています。