2025-12-05

初任給で買った私の赤いソファ

私の大事な座るところ

このお題【いつもの場所に座って】というタイトルを一目みたとき、ビビッときました。
おお、私にもあるぞ!いつもの場所!
すぐにでも記事に書き起こしたくなった。
他にも書きたいことがいっぱいあるのにほったらかして今、すぐに書いています。

初めて自分で買った大きめの買い物

それは赤いソファ。

ひとりがけ。

これは私が社会人2年目、実家を出て初めて一人暮らしをし始めた時に買ったものです。
私のものになってもう10年以上経つのか。

社会人1年目、めちゃくちゃ頑張ってお金を貯めて、2年目になる24歳のときに家を出ました。
頑張って貯金したとはいえ、日当のお勤めだった。大層な額が貯まったわけじゃない。
一人暮らしという自分にとってはかなりの冒険を迎えたそのとき、やりたいことが大小いーっぱいあった。
そのどれもがお金がかかるもの。
でもどれも我慢したくなくて、全部やった。

大きなトピックとしては引越し。
それと幼い頃からのコンプレックスだったすきっ歯を治す歯の矯正、あと全身脱毛もした。
それぞれ何十万単位でお金が要る。
24歳の社会人初心者にはなかなか大きなことです。
そんな高尚な目的じゃないかもね、世界旅行とか?高級車を買うとか?そんなスケールの話じゃないんだけど。
当時の私には大きなことだったんだ。
若いな〜って感想が出ても別にいい。
あのときの私には「我慢しないこと」がとっても大きな決断だったし、今になってもあのときの自分を応援したい!


だから
あのときの引越しに使えるお金って結構切り詰めなくちゃダメだった。
一気に大金を使うって経験を初めてしたから、当時小学校勤務だった私は夏休みの給食がなくなる時期を殆ど味噌汁と白米とモヤシだけで過ごしたなぁ。

ただ
そんなもんは別に苦労というわけではないと認識している。
自分で選んだ展開だし、当時からチョット色んな工夫をしたら生活できるっていうのがなんか楽しかった。
仕事もあるし、友達もいるし、好きな漫画と服と家具に囲まれて、どんなふうにお金をかけずにおいしい味噌汁を作るか考えたり、十円でも安い食材を探してスーパー巡りをしたり、暮らしを楽しんでいた。

そんなタイミングだったけど、絶対外したくなかったのがひとりがけのソファを買うこと。

ベッドと床以外で座るところをちゃんと用意したくて。
ねんねするまでの間にテレビ見るとか以外に座って何か考えたりゆっくりしたりする場所が欲しかったんだ。
とはいえ前述の通り高級だったりめっちゃ大きかったりってソファを買える予算はない。

それで選んだのがこの赤いソファ。

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私は赤と黒と白が好き。
家具は白と黒が多い。
ソファを買うならアイコニックな赤にしよう。
布製の優しい素材がいいな。
肘掛けもゆったりしたやつ。
掃除機かけやすいように足があって下にスペースがあるのにしよう。

で決まったのがコレ。

車も免許も持ってない私は、おっきな車持ってた職場の先輩に甘えて家具屋さんまで一緒に行ってもらった。
運んでくれてありがとうございましたユウコ先輩。

この記事

でも書いたけど、なんか特別思い入れのあるエピソードが付随してるてのが自分にとって「大事なもの」になるフックだったりする。
この章で書いた何某は全てそれなんだ。

ただただ気に入って買ったソファってわけじゃない、大切なものとしてのトッピングがいっぱいあります。

“赤いソファ”っていうアルバムがある

自分のためのチルスペースとして購入したソファだけど、その後10年以上にわたって色んな人が色んなシーンで座りました。
うちにいる人を何気なく写真に撮ると当たり前のように赤いソファも写るから、【赤いソファ】って名前のフォルダが私のiPhoneにはあります。
そのフォルダを捲りながら回想してみる。

私のかわいい妹は結婚前の数ヶ月ウチで暮らした。
その時はほぼ毎晩ここに座って、私はデスクチェアに座って、いっぱいおしゃべりしたんだ。

次に回数座ってんのは親友ミーナだな。
妹よりも長期間にわたって細く長く多く座ってるよね。

人外の方も。
一時仲良かった友人がトイプーを飼ってた。
愛犬キータとその飼い主が二人で座ってちょうどいいサイズ。
そうそう、この飼い主の女友達は酔っ払った夜にサンローランのリップを蓋開けたままこのソファのクッションと背もたれの間に埋め込んで帰ったんだwwwやめろやw
赤で良かったな。

他にも妊婦のツレも座ったし、その腹ん中の子が出てきて赤ちゃんのときにオカンと一緒に座ったりもした。
ひとりがけといえど、わんこや赤ちゃんとなら余裕で一緒に座れるサイズ感なのがいい。

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ここまで紹介したのは妹との夜中の語り合いだったり、親友と終電なくなるまで飲みながら喋る夜だったり。
そんなハイな状況ばかりでなく、めちゃくちゃぼーっとした朝の様子にももちろん居る。

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手作りのダーラナホース刺繍入りのクッションと

最近はもっぱらこのソファの前に床に座ってお茶やお酒を飲むスペースになることが多い。
購入当初のマンションからは引越しと模様替えを繰り返し、今のスタイルに落ち着いたのは1年ほど前のことだ。

今は広々としたスペースにいる私の赤いソファ。

画像

今でも赤と黒と白が好き。
私のウチの大切なアイコンとなっています。

これにしてよかった

写真こそないけど私は毎晩ハミガキするときここに座る。
仕事の合間に休憩したいときここに座る。
漫画読む時もここ。
短時間昼寝したい時はクッション抱いて丸まったら完璧。

布製だからしょっちゅうファブリーズをぶっかける。
好きな色だから家の中で目立ってて可愛い。

ゆったり座れて人と赤子やワンコが一緒に座ってんのほんと微笑ましい。
小柄な女子や細身の男なら丸まって寝れるサイズ感。

大体人が来たら一等席としてこちらを案内する。
私はデスクチェアやマル椅子でええよ、ってなる。
私なりのおもてなしなんだ。

あのとき
チョット無理してでも買ってよかった。

買うタイミングが違ったらもっと大きなソファにしてたかもしれない。
そもそもソファ買わなかったかもしれない。

少し無理してでも自分の居場所的な座るところが欲しいって純粋な気持ちで買ってよかった。

そんな「自分の座るところ」として買った赤いソファを、人が来たときに大事な場所として提供するのも私らしい。

色んな思い出がある特別な椅子であるとともに、日常的に私の相棒的ないつもの場所でもある不思議なソファです◎




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刺繍屋フジコ
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野良の刺繍作家フジコです。
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